アスパラ物語 | 果族物語INDEX |
北海道のアスパラは、5月末から6月中旬が路地物の旬です。ハウス栽培も路地栽培も広範囲でされています。アスパラの発送はこちらから |
アスパラ | |
アスパラ販売 |
「アスパラガス」は、もちろん芽と茎の部分。 ユリ科の多年草。 野菜の中ではたんぱく質・糖質が多く、アミノ酸では『アスパラギン酸』(アスパラエースなんてここからきたらしいよ)が含まれています。 ビタミンはA・C・E・B群が多く、カリウム(体内の塩分を排出してくれる)はニンジンの10倍! また、最近はフラボノイド色素の『ルチン』(血管を強くして高血圧予防効果)があるので話題です。 「グリーン」は、日光にあたったから、「ホワイト」は、日光を当てずに軟化栽培をします。 ホワイトは、アク抜きが難しく、ほとんどが缶詰用です。 もともと、南ヨーロッパやウクライナ地方に自生して、「利尿剤」「鎮静剤」などの薬としてあったもので、食用になったのは、紀元前の古代ローマ時代といわれています。 日本には、江戸時代にオランダから長崎に伝えられました。 この頃は、成長して赤い実を付けるのを観賞したらしいです。 「オランダ雉隠し」(細い葉のような緑の枝で動物が隠れるから?)とか「松葉ウド」などと呼ばれました。 明治時代に栽培が始まりました。 その昔、ホワイトアスパラの缶詰は、高級品でフルコースにも出てたんだよ。 今や100円ショップで買えるのにね。 アスパラと「しいたけ」を一緒に食べるとガンの増殖を押さえるって。 アスパラの「ビタミンC」(がんの増殖を押さえる)+しいたけの「エリタデニン」(制がん効果)です。 油でいためるとさらに吸収率UP! |
グリーンアスパラ | |
ヨーロッパ、イギリスの原産と云われる多年草です。 人間が食べてる部分は芽。 5〜7月に黄白色の小さな花を咲かせる。雌雄異株。赤い実をつける。 ギリシャの古名は「アスパラゴス」意味は、はなはだしく裂ける。 イギリスではアスパラガスと発音するので、そのまま和名となる。 別名「マツバウド」 根茎に「アスパラギン」「コリン」「サポニン」を含む。 薬効としては、利尿作用。 根茎を細かく刻んで陰干ししたものを煮出しする。 これには、他に痰きり、咳止め、寄生虫の駆除にも効果がある。 若い茎部分は、アスパラギン酸を含み、滋養にすぐれている。 |
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ホワイトアスパラ | |
日光を当てずに軟化栽培をしたアスパラ ホワイトアスパラは、仁丹フーズ解体とともに、その栽培が消えつつありました。 缶詰のほとんどが、中国からの輸入になって行きました。 その生産の灯を消したくないという生産者さんと販売業者さんが多く、 最近になって、生のホワイトアスパラが市場に出回ることになったのです。 ホワイトを作るのは、とても大変な作業です。 盛り土の上のわずかな「白い穂先」「土の割れ目」を目印に収穫です。 ノミという金具を土中に差し込んで1本づつ切り取ります。 野菜全般に言えるんだけど、 「白いもの」で「根菜部分」は、苦かったり、辛かったりします。えぐみとも言われます。 そのほとんどが、茹でたその汁に漬けこんだり米ぬかなどを使うと和らぎます。 とにかく新鮮なうちに食べるのが一番ですね。 良く聞かれるのが、食べ方です。 生のホワイトアスパラをほとんどの人が目にしたことがないのです。 ますは、茹でるから。 茹でたら苦味を取り除くために、その茹で汁に3時間以上漬けこんでおく。 そのままでもマヨネーズかけても、ゴマ和えでもOKです。 焼く 炭火焼などは、そのまま網で焼きます。 ほろ苦いけれど甘いという不思議な味です。 揚げる。 天ぷらはそのままで大丈夫。シャキシャキ感を楽しむ。 生で。 細切りにしてサラダで。ちょっと苦いです。 |
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