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よく聞かれる質問から、覚えておきたいマメ知識等を紹介します
りんご編

りんごのどうしては、相当な数になるんです。
でも、その多くは未解明。
掛け合わせが調べられるようになったのも、ごく最近のこと。
そんな不思議果実。
APPLEは、古来はすべての果実の総称だったらしいです。

Q1:りんごを新鮮に保存するにはどうしたらいいの?
 
 A:りんごは収穫後も私達と同じ様に呼吸しています。長く保存すると呼吸のために中の養分を使ってしまい「ぼける」の状態になり食味が落ちます。エチレンガスの発生を防ぐためにポリ袋に新聞等を一緒に入れて密閉し冷蔵庫で保存するのが良いでしょう。でも、早生種や中性種は長くもちません。早めに食べましょう。
Q2:蜜いりのりんごの「蜜」ってなんですか?

A:蜜をみて、おいしそうと言う人と傷んでますと反応する方がいます。「蜜」は葉で作られたでんぷんが酵素によってソルビトール(糖の名前)に変化し果糖になったが細胞の間にあふれたものです。実際ソルビトールに甘味は薄いのですが、「蜜いり」は完熟の印として認知されつつあります。寒暖の差のある場所で作られたものや、品種によって、入りやすくなります。

Q3:りんごの表面にワックスがついていますが?

 A:りんごが熟すと果肉の中のリノール酸やオレイン酸が増加して果実を保護して水分の蒸発を防ごうとします。品種によって出たり出なかったり、決してワックスではありません。「あぶらあがり」とよんでいます。食べてももちろん安全です。農家やお店で、塗っているのではありません。
Q4:「ふじ」と「サンふじ」はどう違うのですか?

 A:「ふじ」と「サンふじ」は元々同じ木に育つ同じDNAを持つ兄弟です。違いは袋かけをした「有袋」かかけていない「無袋」かなのです。袋をかけると色付きが良くきれいになり、かけないと色付きより、日光に良く当たったおいしさがクローズアップされます。元々、袋かけは、良い薬の散布方法が無い時代に虫除けの目的で始まったそうですが、今や美しさと硬さに目的が移行しています。
Q5:りんごにポリフェノールがあるのは本当ですか?
 
 A:NIKKA WHISKY(株)に開発された「アップルフェノン」が有名です。りんごの幼果に多く含まれ、品質保持機能・消臭効果・虫歯予防機能などから、1995年からのど飴・ガム・菓子・ドリンク類に添加されてきました。最近、「抗アレルギー機能」が評価され、アトピー性皮膚炎用のクリームまで、その効果が拡大しています。ポリフェノールは、有毒な活性酸素の発生を押さえるので有名ですが、りんごのポリフェノールはさらに上を行く優れものです。
Q6:塩水にいれて置くと、変色しないのは何故ですか?

 A:皮をむいた林檎が変色するのは林檎ポリフェノールの成分である”エピカテキン”という物質が酸化することに関係しています。林檎を塩水につけると食塩中のNaイオンがエピカテキンの周りに酸化を促進する酵素からのバリアを作り、酸化を遅らせるのだそうです。また、レモンをかけるとやはり林檎の酸化による変色を抑える事ができますが、それは抗酸化物質であるレモンのビタミンCが林檎のエピカテキンの代わりに酸化してくれるため、林檎の変色が遅くなるのだそうです。
Q7:林檎にはどのくらいの種類があるのですか?

A:品種の前に、林檎がバラ科の植物だって知っていましたか?ですからバラの匂いが強い「ローズハスク」という品種もあるんですよ。皆さんが触るアップル社のコンピュータ「マッキントッシュ」も林檎の品種です。林檎の品種は1万種以上あるといわれています。いろいろな林檎を交配して新しい品種を作ったり、突然変異のなかから新しい品種が見つけられてきました。日本では「ふじ」「ジョナゴールド」「芳明」「つがる」「紅玉」「ゴールデンデリシャス」 「千秋」「北斗」「祝」「さんさ」「ハックナイン」「王林」「スターキング」「むつ」「陽光」「アルプス乙女」「国光」「やたか」「家隆」「世界一」「メロウ」「新世界」「秋映」「高嶺」などのたくさんの品種があります。
Q8:林檎は健康に良いと言われますが、どのような効果がありますか?

フジテレビの”あるある大辞典”を見てたらこんなこと言ってたね。
「1929年頃世界的に赤痢が大発生した。
このときある医師が林檎を擦った物を赤痢に苦しむ幼児に与えたところ、腸の働きが活発になり症状の改善が見られた!」と70年前に既に医学的な整腸作用があることが実証されていたことを説明。
さらに「1999年10月に林檎ポリフェノールの効果が新聞に発表された事により、林檎の有用性が最近注目を集めている!」と展開していく
(実際はもっと前に林檎ポリフェノールは注目されていたんだけどね。

ひとつは「林檎ペクチン」
これには腸内の悪玉菌の活動を抑え、善玉菌を活発にし、腸の老化を防ぐ効果があるという。
特に「林檎ペクチン」が優れるのは悪玉菌増殖を抑える能力が普通のペクチン(レモン等)の2倍あると言うことで、そのため、腸の働きが良くなり一日林檎一個で便秘が改善されるという。
さらに大腸がんを抑える効果あるというラットの実験結果もあるそうだ。
また、コレステロールが血液に入るのを「林檎ペクチン」がシャットアウトする働きがあるという。

2つ目は「カリウム」の効果。
林檎に含まれるカリウムが体内にある過剰なナトリウムを体外に排出するため、塩分過剰が主な原因の高血圧に林檎は良いのだそうだ。
高血圧の男性に一日一個の林檎を2週間食べさせると確実に血圧が下がっていた。

 3つ目は「林檎酸」
林檎には林檎酸という物質が含まれていて、 これに疲労回復効果があるのだそうだ。疲れの原因である乳酸を減少させるクエン酸サイクル(疲労回復時の体内の化学変化)が林檎酸によって始まるので、疲れた時にも林檎は良いという。

そして最後は「林檎ポリフェノール」
林檎にもワインやお茶などで話題の老化を防止する抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれている。
特に林檎のポリフェノールの正体は「エピカテキン多量体」というもので、緑茶のカテキンよりも抗酸化作用に優れるという。
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