命のバランス2

暑い夏に向かって、体には熱が溜まりやすくなって行きます。
涼しくなるには、陰性の食物を取ると良く、細胞がゆるみます。

陰性の食べ物とは、「夏に採れるもの」「熱帯で採れるもの」が基本です。
陽性の食べ物とは、「秋から冬に採れるもの」「寒い地方で採れるもの」が基本です。
中間(中性)の食べ物は、「穀物」「豆」など、体の基本を作る食べ物が多いです。
この基本の性質を踏まえて、季節や体調に合わせて食べるのが、大切です。

熱がある、お腹をこわした、頭が痛いなどの不調も改善しやすくなります。
この症状自体が、陰陽どちらかに偏ったために起きている可能性が高いからです。これを改善するには、反対の作用を持つ食べ物を取れば、良いことになります。

健康とは、体が陰陽どちらにも片よっていない、中庸のバランスを保っている状態のことなのです。
食べ物が中庸の穀物から離れて、どちらかと言えば甘いものや魚肉に片よっている人が多いですね。
母の病気もそうですが、自然の摂理から離れたのが「生活習慣病」なのでしょう。
食が持つ力で、病気と戦おうと思った。
西洋医学の代替医療としての漢方、中国の薬膳、インドのアーユルベーダなど、体のバランスを整えることが大切だと、誰もが気づいてきているとは思います。
そもそも薬は、食べ物のもつ薬効成分を利用して作られたはず。初めに戻るだけのことなんです。
毎日食べる食事で変わる体調や症状に応じて手当てする。台所が、薬局でナースステーションなのです。

世の中すべて、陰と陽の力が働いています。
相反する力と同時にお互いを引きつけ、補完しあうという性質をもっています。
食べ物だけでなく、森羅万象に当てはまります。日本は古来から、カッパーラという奥義を持っていました。
カッパーラは常に3つの構成で成り立ちます。詳しく書くというのは無理ですが、カッパーラは2つの対を成すものと1つの中心とで成り立ちます。
この思想は、簡単に言うと、合わせ鏡で別の名前のものを同一にする。という奥義です。
門松などを飾るのも、神社の狛犬も同じ思想から来ています。

そう、合わせ鏡なんです。どちらも同じ。陰と陽。どちらも必要なのです。
そのものさしを事象に当てはめて見て下さい。身の回りの出来事、体、食べ物、あらゆる物の側面が、見えて来ませんか?


さて、食べ物には陰と陽の働きがあると書きました。
おおざっぱに分けると《陰》は外に向かう力、軽い、冷たい、静、大きい広がるイメージのエネルギーです。
《陽》は、中心に向かい、重い、熱い、動、小さい収縮してゆくイメージのエネルギーです。
そして、両者は全く反対なのに、引きつけあい、補いあいます。
この法則は、思想、哲学、宗教にもでてきますね。知らず知らずのうちに、身に付いてるのでは、ないでしょうか。

陽の昼が過ぎて、陰に夜が来る。気持ちもそうシフトしませんか?
雨(液体)は陰性、降ると蒸発(気体=超陰性)して、雲(固体=陽性)を作り、また雨として戻ってくる。
陰は陽に、陽は陰を吸収して循環して行きます。光と闇、潮の満引き、すべてがバランスになっていませんか?

呼吸も、吸うは陽・吐くは陰ですし、怒りは陽・悲しみは陰ですね。生は陽・死は陰。
太陽は陽・月は陰。動物は陽・植物は陰。男は陽・女は陰。
右手は陽・左手は陰。
まあ、切りがないのですが、おおまかに理解してもらえたでしょうか。

さて、皆さんはどちらの要素を多く持っていますか?
陽は男性と書きましたが、比較であって実際は、両方の要素がありますね。
心だけじゃなく、身体も揺れ動いているわけです。それをうまく行ったり来たりできれば、健康で要られるという訳です。
春と秋は中庸。夏は陽。冬は陰。夏冬は、身体への負担が大きい季節なのです。
この時期をうまく中庸に持っていければ、良いことになります。
おおざっぱで良いのです。自分の身体です。ぜひ知っておいて下さい。

太っていても甘い物好きで緩んだ水太りは陰性、食べるの大好き肉魚お酒みんなぺロリはかた太り陽性です。
痩せていて体力が無く、胃腸が弱い低体温なら陰性、筋骨がしっかり塩辛い物大好きなら陽性です。
体形だけでなく、性格もある程度分かってしまいますね。

陰痩せ=消極的、声も小さい覇気が無い状態。〜胃腸の立てなおしから始めよう。

陰太い=元気は無い。あらゆる部分にゆるみが出る。あきらめやすい。〜お菓子、甘いものを控えるようにしよう。

陽痩せ=堅い、融通性や柔軟性に欠ける。〜柔らかくて、みずみずしい物を取ろう。

陽太い=行動は早いが、かっかしやすい。おせっかい?〜食べすぎを直す。臓器の負担を軽くしてあげよう。


ここまではまり、まるで宗教みたいだなと思うこともあったりしますが、自然は、そんなお布施とか修行とかは、求めてきませんがら、安心ですね。
まだ、たくさんの陰陽について、書いて行きたいところですが、私の仕事からどんどんずれていってしまいますので、ご報告をして、終わりにしたいと思います。
母の足に出来た穴ですが、皮膚移植でしか治らないとまで言われた傷でしたが、奇跡が起きました。急激に肉は、盛り上がってついにふさがってしまったのです。
医者がそう言うのだから、奇跡なのでしょう。まだHAC(糖と結び付いたヘモグロビン値)が不安定ではあるけれど、血糖値も下がり、血圧も安定してきました。

身体をバランス良くする。ただこれだけなんです。細かいことは何にもないです。中庸を心がける。行きすぎたら戻す。ゆるんだら締める。
食べ物を陰陽分ける決め手は、ナトリウムとカリウムでしょうか。

ナトリウムの代表を塩としますね。塩をかけると野菜はちぢみます。だから陽性。
カリウムはゆるめる。おおまかには、動物は陽性、植物は陰性と思ってください。
動物は温かくて動き血液が赤い。
植物は緑の血クロロフォルムを持ち静かで冷たい。
ということで、それぞれのファクターを持っていることが分かります。

同じ植物でも、大きく広がるもの葉や根は陽性部分です。オレンジや赤い色は陽性。
赤外線だって陽性だよ。求心力ですね。
にんじん・かぼちゃ・乳製品・肉類・卵・魚・調味料・梅干etc


水分の多いものは陰性。紫や黒っぽい、細いのは陰性ですね。紫外線もね。遠心力だよ。
ナス・トマト・しいたけ(きのこ全般)・じゃがいも・ピーマン・もやし・バナナ・パイン・メロン・りんご・ぶどう(果実全般)香辛料(スパイス全般)。


おおざっぱな味感覚と色で言うと、陰性←えぐい・・辛い・・酸っぱい・・甘い・・しょっぱい・・苦い・・渋い→陽性陰性←紫色・・藍色・・紺色・・・緑色・・黄色・・橙色・・赤色→陽

酸性とアルカリっていう分類は、私は人の手をかけないものがアルカリで精製しちゃうと酸性になると思うので、バランスとしては、そこで見分けてください。
酸性食品が悪いのは、体内に酸毒を残すからで、その中和のためにミネラル(カルシウムとか)を奪っちゃうからイケナイのですよ。
だから、ちゃんとミネラルを取り込んでいれば、それほど気にしなくてもいいよ。


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